Ksp-004
5作目。
結果から言えば、ここまでの中で一番完成度が高く音が良いと思います(当社比)。
見た目は地味ですけどねぇ。
実はなかなか1作目の音を越えられなかったのですが、5作目でやっと越えられた気がしています。
もっとも作る過程でいろいろと条件が異なるので単純な比較は出来ませんが。
今作の新しい試みは 内壁にドット状にたくさんくぼみをつけたこと、 フロントグリルを作ったことの2点です。
前者は内部の無駄な反響音を抑えるため。後者は高音よりになる気がする陶器スピーカーの音を柔らかくするためと、見た目をすっきりさせるためです。
効果のほどは数字的なデータを取っているわけではないので、あくまで感覚的なものですが、音質的にはシャープになりすぎず、ぼやけすぎず、で、色のつかない、良い意味でフラットな音が出ていると思います。
「濁らない音」ということでは効果は少なからずあったのかな、なんて思いますが。
フロントグリルは素材にもっとこだわりたかったのですが、この時は探している時間がありませんでした。
見た目、音を確かめながらつけたりはずしたりしてみるとよいかも。これもデザインも含めて今後、もっと突っ込んで作っていきたいですね。あと、全体的に作りの完成度みたいなものは確実に上がってきている気がしていて、このサイズ、そして箱型というスタイルにおいてはそこそここなれてきたかな、と。
これに満足しているわけではけしてないのですが、今後は形的な部分での遊びも入れていきたいと思っています。