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Diary2017

2016.11.1~2018.2.28

 

2018/01/12

旅の話。

仕事始め。

1/4~1/8 仕事で台湾を訪れていました。

いうなれば、台湾が今年の仕事始めの現場となったわけです。


台湾、何度目だったっけ??

たぶん…7回目。

こんなことを言うのはおこがましいですが、少しづつではありますが、台湾が自分の中で馴染んできているような、そんな不思議な感覚があります。


今回はオフィスましこのねの単独事業となりました。

台湾における陶芸の街、鶯歌(インク‐)での益子焼のPRを主とした展示販売とワークショップ。
前年からお付き合いのある鶯歌内のショップ「新旺」さんとの共同企画です。

事前に送ってあった益子焼120点ほどの展示販売、そして鶯歌の陶芸家の作品の展示販売。
オープンキッチンイベント、益子焼のレクチャー、ワークショップなどなど。
盛りだくさんの企画でした。

益子からは私と益子焼窯元6代目の若手、岩下宗晶君が訪台。

新旺さんは3年前に初めて鶯歌を訪れたときから興味を惹かれていたショップです。
鶯歌の古い窯元さんなのですが、うまくリノベーションをしていて、3代目となるオーナー夫婦もスタッフも全員まだ若く(ほぼ全員年下!)、お店にフィレッシュ感と勢いを感じていました。

その時から「いつかここと一緒に仕事がしたい」と感じており、その後台湾に来る度に何度か顔を出していたのですが、今回3年越しでようやく実現しました。

願いが形になるというのはいつも嬉しいものですね。ほんと。

昨年の6月くらいから具体的な相談を始め、11月の珈琲展の後から細かなやり取りを日々重ね当日を迎えました。
LINEでのカタコト英語での打ち合わせだったので不安な部分も多かったのですが、スタッフのみなさんに支えられながらどうにかやり遂げました。
というか、結果大盛況でした。
本当によかったです。

昨年まで色々と上手くいかない事続きだったのですが、年が明けて厄年を抜け出したらあら不思議。
結果オーライとはいえ、2018年はよいスタートになりました。

今回、岩下くんを連れて行ったのは、益子の代々続く窯元の後継者としてリアルに色々と経験と知識を得てもらいたかったから。
実際感じるところはたくさんあったかと思います。
それを活かせるかどうかはまあ、本人次第ですが。


今回は本当によいご縁をいただき、気持ちよく仕事が出来たと思っています。
何より関係者の皆さんには本当に色々と良くしていただいて。
人の気持のありがたさをしみじみと実感しました。

つくづくご縁だと思います。

単純に「馬が合う」ということなのかもしれませんが、理屈ではなく感じ合えるものがお互いにあったのだと感じています。
ひょっとしたらこれも何かの約束なのかもしれませんね。

写真は最後の夜、スタッフの皆さんとともに行なった打ち上げのときの写真。

また一つ、大切な思い出が増えました。
ひとつの仕事の終わりにこんなにも温かい気持ちになれたのは久しぶりでしたね。

今回、たくさんの気持ちを皆さんからいただいて帰ってきました。
いつもそうなのですが、「これをどうやって還してゆけばいいのだろうか?」と悩んでしまいます。

いろんな事が目の前を過ぎていきますが、
私はちゃんと応えられているのかな?
ちゃんと還せているのかな?

自身が無いのでもがき続けています。
一度きりで終わらすのではなく今後に活かしたい。
悩みは尽きませんがたぶん、ずっとこうなのでしょう。

私は恵まれていますね。ほんと。
ありがたい。