2017/11/05

距離感。

新しいアルバムが徐々に耳に、身体に馴染んでいく時間がとても好きです


一発で名曲だと分かり、何年何十年経っても色あせない

そんな名曲は数万曲に一曲あるかないかでしょう

音楽に限った話ではないですが


まあ、そんな異例中の異例なものはさておいて


耳触りのよい楽曲や作品達は巷に溢れかえっています

本当に沢山あります

これからはもっともっと増えていくでしょう


そんな中で一般的な「成功」とかそういうんじゃなくて

誰かにとって大切な一曲になるためにきっと必要なこと


それは

繰り返し何度も何度も聴かせる力

だとこの頃思うんですよね


聴く度に発見があり、気づきがある

もう何度も何度も聞いた曲なのに数年後、聴いていると突然違う扉が現れる事がある

宝物を掘り出したかのようにそこに込められた意味や想いを見つける

そんな風に時間とともに身近でありつづける距離感の作品がその人にとっての大事な一曲、一枚に成りうると思います


昔、自分が聴き続けている音楽たちそれぞれを

「記憶の溝の一本」だと書いた事があります


今でもそう思っています


これは、なにも音楽に限ったことではないですが