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Diary2017

2016.11.1~2018.2.28

 

2017/09/28

テクノロジー

BiND。

ここ数年はWEB制作の仕事を請け負う機会が増えてきました。

制作依頼は年間に数件程度ですが、制作した後、継続管理まで依頼されることがほとんどなので、結果継続型の仕事が増え続けます。
※興味があれば、私がこれまで制作・管理をしてきたサイトは こちらから見てみてくださいね。


前にも書きましたが、私は益子に来るまでPCにはちゃんと触れた事すらなく、興味はあったものの、WEB制作なんて全く縁遠い話でした。

益子に来てPCを購入したのは自分のDMは自分自身で作りたかったから。
ただそれだけ。
その時はWEB制作なんて自分でできるものという認識はまず無かったです。
ただ、いつかやれればなぁ、とは思っていましたよ、うん。

なんせPC買ったばかりの頃は電源の入れ方、切り方すらよく分かっていませんでしたから。

また、これまで一度たりともPC関連の教室に行ったことも、誰かに教わったこともありません。
今の自分のPCスキルはすべて完全独学です。


今から10年ほど前でしょうか、ヨドバシカメラに行ってなんとなくPCソフトのコーナーを眺めている時、とある2本のWEB制作ソフトに出会いました。
「ID for WEBLIFE」「BiND for WEBLIFE」という同じソフト制作会社 デジタルステージのソフトです。

その頃、コンシューマー向けのWEB制作ソフトと言えばまずホームページビルダーが主流で。
一部のマニアックな人はプロ向けののDreamweaverを使ってシコシコ制作する、ぐらいしか選択肢がなかったと思います、たぶん。

上記のデジタルステージのソフト2つはそのパッケージデザインやパンフレットからすでにどこか興味を引くものがあって、それまで全く知らない企業だったにもかかわらずなぜかとても惹かれました。

当時は陶芸にものすごく没頭していた時期だったのでプログラミングとかにまで踏むこむつもりは全く無く、とにかく手軽に、デザインの良い自分のサイトを作れればと思っていました。
で、結果的にその時は「ID for WEBLIFE」を購入しました。
当時その用語が一般的にも知られるようになっていたFlashベースのWEB制作ソフトです。
今やFlashなんて前世紀の異物みたいな扱いのものになっていますがねー。

これがやり始めると面白くって面白くって。
一気にハマりました。
陶芸の傍ら、空いた時間はひたすら没頭してサイトを作っていました。
少しこなれてくるとソフトのできる範囲を超えて自分で勉強しながらソースをいじったりもしていました。
その結果立ち上げたのが本サイトの初期バージョンです。

かれこれ1~2年ほどは「ID for WEBLIFE」でとことん遊び倒しましたが、
その後、陶ISMの立ち上げに伴い、Flashベースではない、本格的なHTML型のサイトの必要を感じてきました。

そのタイミングで購入したのが「BiND for WEBLIFE3」です。
購入した時はバージョン3でした。
以後、WEB関連の制作はこの「BiND」を中心にすべて行なっています。
「ID for WEBLIFE」は時代の流れとともにその役割を終え、その後、同社から「LIVE for WEBLIFE」なんてソフトもシリーズ2本出て、それも組み合わせながら制作をしてきましたが、現在はほぼBiNDのみで作っています。
一部Wordpressや各種プラグインも使っていますが、基本BiNDのみです。

このソフトの良いところは専門的な知識が無くても手軽に作れるところですが、その一方、本格的に突っ込んでやろうと思えばどこまでも掘り下げていける振り幅の広さです。
要はズブの素人からセミプロまで本気で制作運営に取り組めるものなのです。
無料とは違うのだよ、無料とは(笑)

また、このソフトを起点としてWEB関係の専門知識を学ぶ、その世界に入っていくというのも良いと思います。


そして先日、満を持してデジタルステージさんがBiNDの最新版であるBiND10をリリースしました。

2桁台というのは何にしてもめでたい。
さっそく我が家でも導入しました。

今回はあまり派手なバージョンアップは無く、地味なアップデートです。
実際なかなかその効果が分かりにくいのですが、よくよく見ると逆にヘビーユーザーにとってはニヤリとくる変更点がたくさんでした。…ってまだ隅々までは触っていませんが。


PCを使い始め、デザイン制作物、WEB制作等を下手なりに行うようになり、結果、得られた仕事を通して物事を多角的に見られるようになったと感じています。
また同時に、興味のある、経験の無いことに常に向かい合うことで、自分自身の可能性を押し広げられているように思います。

私は自分がやりたい、欲しい、と思ったことにはなかなか我慢がききません。

一昔前とは違い、今は個人がやりたいことをやりたいように自分で調べて、学んで、行動に移し、場合によってはそれが自分の仕事の一つになってしまう、そんな時代です。

職業の専属性というものはだんだん薄くなっています。

様々なことをハシゴしながら日々働く私の生き方や仕事の仕方は端からみたら「?」かもしれません。

とは言え現在は多様性の時代。

それぞれ個人のポテンシャルや経済活動が沢山増えて繋がっていくことが、国を、世界を動かしていく原動力になるのではないかと信じ明日を生きます。

テクノロジーバンザイ。

祝BiND10リリース。

今後もよろしくね。