2017/06/18
Love Letter
実に20年ぶりくらいに観ました。
amazonビデオのレンタルで。
時代を経て画質は飛躍的に良くなっていましたね。
どっぷりと世界観に浸りました。
もともと好きな映画ではありましたが、久々に観てみようと心が向いたのは先日台湾に行ったときの事がきっかけ。
台湾で有名なショップ「誠品書店」に行った時、いわゆる海外のコンテンツのコーナーのとても目立つ位置に置いてあったのです。
日本においては随分と前の作品(1995年)なのですが、未だに海外では愛されている、評価されている映画なのだと直感しました。
で、帰国後「また観たいなぁ」と。
ちょっとだけ不思議ストーリーの、情景描写がとても独特で美しい映画です。
一人二役を演じる、若かりし(失礼)頃の中山美穂がとても魅力的で素敵。
私は樹の方が好きです。
BD、欲しくなっちゃったな。
興味のある方は是非ご覧になってください。
そういえば、先日はひょんな事から「言の葉の庭」(2013年 新海誠 監督)を観ました。
45分くらいのショートムービーですが、これがとても良かった。
ストーリーとしての中身はほぼほぼ無くて、情景描写に特化したまるで純文学のようなアニメ映画。
どストライクでした。
同じ監督でも「君の名は」よりも私は好き。
どっちかというとストーリーがどうこう、とかメッセージ性がどうこう、とかよりもこういった情景描写に特化した映画が昔から好きですね。
中身が無い、と言われちゃうと身も蓋もないのですが、誰もが感じる日常の中にあるささやかな喜びや心地よさ。
そういうった言葉にしづらい、共感しにくいものをビジュアルイメージとして表現するのはなかなかに難しいこと。
風景絵画の世界に近いような気がします。
もちろん賛否両論あるかとは思いますが、私は好きです。
ものづくりとして自分が目指すものもそういったところなのかもなぁ、と思ったりしています。